先週の米新規失業保険申請件数は減少し、7月中旬以来の低水準となった。企業が依然としてレイオフには消極的であることを示唆した。
キーポイント
新規失業保険申請件数(20日終了週)は前週比1万4000件減の21万8000件
ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は23万3000件
前週は23万2000件(速報値23万1000件)に修正
失業保険の継続受給者数(13日終了週)は192万6000人前週は192万8000人(速報値192万人)に修正
新規申請件数の減少は、労働市場が減速傾向にある中でもレイオフは限定的にとどまっていることを示している。景気の不透明感を受けて企業の多くは採用活動を抑えているものの、人員を維持する姿勢を示している。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのチーフエコノミスト、カール・ワインバーグ氏は「失業保険の申請件数は依然として低水準にあり、リセッション(景気後退)を示唆する水準には全く達していない」とリポートで指摘。「今回の統計は、レイオフが急増しているとの見方を否定する内容だ」と述べた。
週ごとの変動をならした新規申請件数の4週移動平均は23万7500件に減少した。申請件数は季節調整前のベースでも減少。州別ではテキサスとニューヨークの減少が目立つ。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ決定の理由として、労働市場への懸念が高まっていることを指摘。労働市場が「非常に堅調」だとは「
もはや言えなくなった」と述べていた。
23日の
講演では「労働力の供給と需要の双方が顕著に鈍化している。これは異例かつ困難な展開だ」とし、「労働市場は活力が弱まってやや軟化しており、雇用への下振れリスクは高まっている」と語った。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
US Initial Jobless Claims Drop to the Lowest level Since July(抜粋)
— 取材協力 Julia Fanzeres
(統計の詳細をさらに追加します)







