ブリヂストン、米国の需要減速とサイバー攻撃で下期に逆風-石橋CEO
記事を要約すると以下のとおり。
ブリヂストンは米国事業への逆風の強まりを受け、2025年下期の収益環境はさらに悪化すると見込んでいる。石橋秀一グローバルCEO(6日・都内)Photographer:ShokoTakayasu/Bloomberg 北米事業の苦境はトラックメーカー各社が、設備投資の弱さや関税など貿易構造の変化を受けて、生産計画を縮小していることが背景にある。米関税負担とサイバー攻撃による生産遅延を海外出荷で埋め合わせたため、関税負担は、前倒し出荷や在庫確保、輸送リードタイムといった従来の緩衝策は効果が薄れてきており、7月以降、本格的に業績に影響を及ぼしている。しかし、石橋氏は通期業績計画は維持し、利益目標の達成を可能にするため「体質を強くする活動をよりアクセラレート(加速)する」と話す。固定費の削減と効率化に向けタイヤ工場など老朽設備の統合を進めるという。第2四半期以降、乗用車やトラック向けのファイアストンタイヤの販売は、新製品の投入を追い風に増加しており、この傾向は来年も続く見込みだという。 長期的な目標値は変わっていないという石橋氏。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ブリヂストン、米国の需要減速とサイバー攻撃で下期に逆風-石橋CEO