ルコルニュ仏首相、再任後も試練－予算成立に向け支持獲得に全力

フランスの首相に再任されたセバスチャン・ルコルニュ氏は組閣を急いでいる。
　ルコルニュ氏は11日、パリ郊外の警察署を視察した際に記者団に対し、「私の唯一の野心は、誰にとってもつらいこの状況を脱することだと述べた。」
　昨年、総選挙に打って出たマクロン大統領の賭けは想定通りに進まず、与党・中道連合が弱体化して国民議会（下院）は分裂。
　ルコルニュ首相の最初の任期は6日、組閣翌日に内閣総辞職－政治混迷深まる　　その後、各党と協議を重ねた結果、議員の過半数が早期選挙を避けたい考えであると判断し、妥協の余地があると表明。
マクロン大統領、ルコルニュ氏をフランスの次期首相に指名した。
　2026年度予算を通常手続きで年内に成立させるには首相が13日に予算案を提出する必要がある。