米国のアルゼンチン支援、与党の選挙勝利前提とトランプ氏-市場動揺
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領は、米国がアルゼンチンに対して計画している200億ドル(約3兆円)の支援策がミレイ大統領率いる与党の議会中間選挙での勝利に左右される可能性があると示唆した。 米国とアルゼンチン市場の沈静化を狙う200億ドルの通貨スワップについて、ミレイ氏の経済理念を支持するシグナルだと改めて示した。 トランプ氏は「アルゼンチンを支援したい」とし、貿易を通じた成長を強調。動画:トランプ大統領はアルゼンチンとの貿易協定について協議すると述べたSource:Bloomberg 残り2週間を切ったアルゼンチンの議会中間選挙は、政府支出削減を象徴するチェーンソーを掲げながら緊縮策を推進してきたが、これが有権者の不満を招き支持率が低下している。26日の議会中間選挙でリバタリアン党が得票率35-40%に達すれば市場が好感するとみられる一方、30%を下回れば大規模な売りが起こると警戒されている。為替介入の見送りもあり、アルゼンチンの翌日物担保付きレポ金利は13日の77.5%から115%に急上昇した。ワシントンで記者団に対し、米政府は必要に応じてペソ支援を継続すると語った。民主党議員の一部は、トランプ政権によるアルゼンチン支援策で使われている戦術は新しく、疑問を呼ぶものであり、時間をかけてその結果を見極める必要があると述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米国のアルゼンチン支援、与党の選挙勝利前提とトランプ氏-市場動揺