ベッセント氏、対中関税の長期停止を提案-レアアース規制延期が条件
記事を要約すると以下のとおり。
ベッセント米財務長官は15日、中国が発表したレアアース(希土類)輸出規制の先送りを条件に、高水準の対中関税をより長期にわたり適用停止とすることを提案した。だが、それは今後数週間の協議次第だと、ワシントンで開いた記者会見で述べた。その上で「その規模と範囲は想像を絶しており、実行不可能だ」と主張した。記者会見するベッセント氏は中国のレアアース規制強化を巡り、複数の同盟国およびパートナー国が協調して対応に乗り出す考えを表明。 ワシントンで15日開催される主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、中国のレアアース輸出規制の阻止に向けて共同で対応することを協議する見通しだ。 ベッセント長官はG7にとどまらず、より広範な国際社会の支持を得たい考えを示している。中国産レアアースが使用された製品を輸出する外国企業は中国政府から輸出ライセンスを取得する必要があるとしている。14日には、中国からの食用油輸入停止を検討していると明らかにした。アジア歴訪 ベッセント長官は、トランプ氏のアジア歴訪中に通商関連で複数の発表が行われるとの見通しを示した。最近の協議では、大型の投資プログラムの枠組みを巡る議論が中心となっているという。日経など米国内外の主要メディアを財務省内に招き、質疑応答に応じた。円安・ドル高傾向にある為替相場について協議した可能性があるという。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ベッセント氏、対中関税の長期停止を提案-レアアース規制延期が条件