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AAA格付けCMBSで損失、単一資産・単一借り手型のリスク浮き彫り

記事を要約すると以下のとおり。

米ニューヨーク州ウェストナイアックのショッピングモール「パリセーズ・センター」向けのローン債権を、不良債権投資ファンドが取得した。
ウェストナイアックのショッピングモール「パリセーズ・センター」Source:GoogleMaps  オルタナティブ資産運用会社ブラック・ダイアモンド・キャピタル・マネジメントはまず、パリセーズ・センター向けローンを割引価格で買い取り、CMBSの清算につながった。
 この取引により、ブラック・ダイアモンドは大型モールの支配権を握ることになった。
 ブラック・ダイアモンドが一連の取引で支払った金額やモール再建の方針は明らかになっていない。
   通常、SASB型CMBSの裏付けローンがデフォルト状態になると、CMBS保有者のために不良債権を処理する「スペシャルサービサー」に債権が移管される。
CMBS保有者向け報告によると、マウント・ストリートはこのローンに対する入札を3件しか受けず、広範な競売を行わなかった。
 パリセーズ・センターはかつて米国でも有数の大型モールとしてにぎわっていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以前から来店客数の減少が続いていた。
バークレイズのストラテジストは昨年、少なくとも4件のショッピングモール担保証券で、最高格付けトランシェの投資家にも損失が及ぶ可能性を警告していた。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース AAA格付けCMBSで損失、単一資産・単一借り手型のリスク浮き彫り

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