欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁は10月31日、金融政策は良好な位置にあるが、金融市場から生じるリスクなどにより、まだ変化する可能性があると述べた。
ビルロワドガロー氏は、声明で「現状は良好だが、もちろん固定的なものではない。必要に応じて行動するため、あらゆる選択肢を維持しなければならない」と強調した。
中銀預金金利を3回連続で2%に据え置くことを決定した30日の政策委員会会合の後、ラガルド総裁は「私たちは良好な状態を維持するため、必要なことは何でもする」と述べた。
ECBの当局者の大半は、インフレ率が目標とする2%近辺で、経済が成長を続けていることから、追加利下げの意向を示していない。ただ、ビルロワドガロー氏を含む少数派は、さらなる金融緩和が選択肢であるべきだと強調している。
10月のユーロ圏のインフレ率は、ECBの目標をわずかに上回る水準まで鈍化した。30日に発表された7-9月(第3四半期)のユーロ圏域内総生産(GDP)は予想を上回り、10月の企業活動関連の指標も調査も堅調だった。
Source: Bloomberg Economics ビルロワドガロー氏は30日の政策委員会会合の前に、ECBの次の動きとしては、利上げよりも利下げの方がより現実的だと述べていた。同氏は31日、「データと予測に基づき、これまで以上に機敏な現実主義が、今後の会議では不可欠となるだろう」と語った。
原題:
ECB’s Position on Rates Is Good But Not Fixed, Villeroy Says(抜粋)
— 取材協力 Mark Schroers, Alexander Weber, Kirsi Heikel, Ott Tammik, Lizzy Burden and Jana Randow





