ゴールドマン・サックス・グループは、ビデオゲーム大手、米エレクトロニック・アーツ(EA)の非公開化取引で過去最大のM&A(企業の合併・買収)手数料収入を得る見通しだ。同社のM&A業務は、今年手掛けた案件の取引額で記録を更新する可能性がある。
サウジアラビアの政府系ファンドを含む投資家グループはEAを550億ドル(約8兆5000億円)で買収し非公開化する。米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、ゴールドマンはこの案件の助言手数料として1億1000万ドルを受け取る。文書によれば、このうち1000万ドルは取引が発表された時点で支払われた。
EA案件はゴールドマンが今年主導した中で最大規模。ブルームバーグの集計データによると、同社は2025年に入ってから世界で約1兆2000億ドル相当の取引に関与している。7週間を残した時点で、21年に記録した過去最高の1兆3000億ドルに迫っており、記録を塗り替える可能性がある。
ゴールドマンが今年手掛けたのはほかに、キンバリークラークによる鎮痛薬「タイレノール」製造元ケンビューの買収、英アングロ・アメリカンとカナダのテック・リソーシズの大型鉱業統合、薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの非公開化など。
ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、同社の2025年の助言手数料収入は47億2000万ドルと、前年から34%増加する見通し。競合の
JPモルガン・チェースと
モルガン・スタンレーは、それぞれ5%の増加にとどまるとみられている。
2026年もゴールドマンの優位は続く見込みだ。デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は今月のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、大型M&A案件が「膨大に積み上がっている」と述べている。
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原題:
Goldman Nabs Biggest-Ever Payday on EA as It Nears Deals Record(抜粋)
— 取材協力 Ryan Gould and Jennifer Surane
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