「学生寮」が狙い目、香港の不動産投資-中国本土からの留学増える
記事を要約すると以下のとおり。
香港の不動産投資で今、脚光を浴びているのが学生寮だ。ツインルーム(サニーハウス)Source:SunnyHouse 金融ハブとしての地位を高等教育の地域拠点へと広げようとする香港政府の取り組みも、学生向け住宅の需要を押し上げている。 甄氏によると、学生が年間契約で家賃を前払いするケースが多く、安定した需要とキャッシュフローを見込めることから、海外投資家やグローバルファンドなど幅広い投資家がこの分野に関心を示している。 不動産投資件数全体のうち15%を占め、その割合は2024年の7%から大きく上昇している。政府統計によると、学生向け入境許可承認件数は20年の水準から倍以上になり、24年に7万4466件に達した。鄧氏はこの市場ギャップをビジネスチャンスとみている。サニーハウスの一角Source:SunnyHouse コリアーズによると、アンジェロ・ゴードンのほか、AEWキャピタル・マネジメントやPGIMリアル・エステートなどの機関投資家は、不動産市況の低迷や、アジア他地域での高い利回りを背景に、投資家の優先順位では上位に位置していない。 香港の資本市場部門責任者、キャシー・リー氏によれば、英国やオーストラリアなどでも学生寮の利回りは約5%で現在の借入金利とほぼ同水準にあるため、大幅な値引き案件でなければ買い手の関心は限定的だという。 資金調達も課題だ。 こうした市況の中で、学生住宅は香港において安定した投資先として注目されている。
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