米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、楽観的なインフレ見通しを示す一方、労働市場は入手可能なデータが示唆する以上に弱い可能性があるとの見解を示した。
バーキン総裁は雇用の伸び鈍化や求人件数の減少傾向を示すデータのほか、失業保険申請件数がおおむね横ばいで推移している点を指摘。
バーキン総裁
Source: Bloomberg 「こうした数字が示す以上に労働市場は幾分弱いことを、われわれの調査は示唆している」と述べた。バージニア州ウィンチェスターでのイベントで18日に語った。発言内容は事前原稿に基づく。
「企業に現在の労働市場に対する見方を聞くと『均衡が取れている』と言う。しかし、その『均衡』の中身を詳しく聞くと、実際にはそう思えない」と語った。
バーキン総裁はアマゾン・ドット・コムやベライゾン、ターゲットなど大手企業が最近レイオフを相次いで発表していることについて、労働市場に対する「慎重姿勢を強める要因となっている」と述べた。
一方、リッチモンド連銀が調査対象から得ている情報に基づくと、「インフレについては幾分高止まりしているが、今後それほど大きく上昇する可能性は低い」と自身は考えているという。
バーキン総裁は政府閉鎖の影響で政府統計の発表が遅れていることについて、「真っ暗闇の中でボートを岸に寄せようとしているのに灯台の明かりが消えているような状態だ」と表現した。
次回12月9、10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを支持するかどうかについては、それまでに多くの情報を得ることになるとし、手掛かりとなるような発言を避けた。
原題:
Richmond Fed’s Barkin Sees Cause for Caution on Labor Market(抜粋)
(第3段落以降に詳細を追加して更新します)






