世界の半導体メーカーの時価総額が急拡大している。人工知能(AI)関連銘柄に投資家が殺到し、ハイテク株を史上最高値に押し上げる強気相場の勢いがあらためて示された。
ハイテクセクターは、AI企業からの相次ぐ好材料に支えられている。対話型AI「ChatGPT」を手がけるOpenAIは、従業員の株式売却によって過去最高となる5000億ドル(約73兆5900億円)の企業評価を獲得したほか、複数の韓国半導体メーカーとの
合意を発表した。このほか、インテルがアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)を新たな顧客として迎えるべく協議中との報道も伝えられた。
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ブルームバーグの試算によれば、こうした強気の動きを受け、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)とアジアの半導体株指数を合わせた時価総額は、直近の取引で2000億ドル(約29兆3000億円)余り押し上げられた。
アナリストらによれば、この強気相場はFOMO(乗り遅れることへの恐怖)によって支えられており、AI分野でバブルが形成されているとの懸念は投資家の間でほとんど顧みられていないという。
バンテージ・マーケッツのアナリスト、ヘベ・チェン氏は「ハイテク株の勢いは重力が存在しないかのように衰える気配がない。逆風も無視され、AI関連の見出しが出るたびに熱狂が巻き起こっている」と指摘。「バブルを警戒する声もあるが、実際に相場を動かしているのは明らかにFOMOだ。この勢いは、第4四半期決算発表で現実を突きつけられるまでは、自律的に続くように見える」と述べた。
今回の相場上昇により、半導体メーカーのバリュエーションは急騰している。ブルームバーグのアジア半導体株指数は予想利益の約19倍、SOXは27倍で取引されており、2024年の過去最高水準に近づいている。
原題:
Global Chipmakers Add $200 Billion in Record Rally on AI Frenzy
(抜粋)
— 取材協力 Edwin Chan and Bernadette Toh





