オーストラリアの金融大手、
ANZグループ・ホールディングスは、インスティテューショナル部門とリテール部門で不正があったことを認め、2億4000万豪ドル(約240億円)の制裁金を支払う見通しだ。 数カ月にわたってオーストラリア証券投資委員会(ASIC)が進めてきた調査の結果となる。
ASICの15日の声明によると、ANZは債券取引額を過大に報告した。また、商品やサービスで不正を行い、その影響は約6万5000人の顧客に及んだという。
声明によれば、ASICとANZは今後、不正を巡る4件の手続きに関連して制裁金を科すよう連邦裁判所に求める。ASICのジョー・ロンゴ委員長は、同委が1社に科す制裁金として過去最大だと述べた。
ANZは今後、2億4000万豪ドルの制裁金支払いに加え、1億5000万豪ドル規模の顧客救済・是正計画を実施することになり、計3億9000万豪ドルの負担が生じる。
ANZのヌーノ・マトスCEO
Photographer: Paul Yeung/Bloomberg ANZのヌーノ・マトス最高経営責任者(CEO)は別の声明で「指摘された不備は到底容認できるものではなく、変革の必要性を改めて浮き彫りにしている」と表明した。ANZのポール・オサリバン会長によると、市場関連の問題が検証された後、一部の旧幹部と現職幹部で報酬が「大幅に」削減された。
4カ月前に就任したマトスCEOは3500人の人員整理を進めるなど、大規模な改革を進めている。規制当局の信頼回復に向け、リスク管理やコンプライアンス(法令順守)担当幹部の刷新も図っている。
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原題:
ANZ Fined $160 Million After Admitting Widespread Misconduct (3)(抜粋)





