欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、インフレ率が目標の2%を下回ることで生じ得る影響に対する懸念を一蹴し、むしろ2%を上回ることをより危惧していると明らかにした。
マクルーフ氏はワシントンでのインタビューで、ECBが来年一時的にインフレ率が2%を下回ると想定していることについて、中期的な見通しが2%付近に固定されている限り問題はないと指摘した。
一方、今年上昇傾向で現在約3%に達している食品価格のインフレについては、特に注意が必要だとの考えを示した。
国際通貨基金(IMF)の年次総会に出席しているマクルーフ氏は、「全体として私は成長を抑制する圧力よりもインフレを押し上げる圧力に注目している」と説明。「インフレ率が目標を下回るという議論に関して、私は2%を上回る可能性の方を懸念している」と語った。
この発言は、インフレ率が目標水準にあるものの、ユーロ圏経済が直面する不確実性にECBの当局者が警戒を続けていることを裏付けている。インフレ率を上下どちらにも動かす可能性がある
関税や財政支出の拡大、ウクライナでの戦争が焦点となっている。
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原題:
ECB’s Makhlouf Says Inflation Above 2% Is Bigger Risk Than Below(抜粋)
— 取材協力 Jennifer Duggan






