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PIMCO、利下げ期待で高リターン生んだ債券取引から距離置く

記事を要約すると以下のとおり。

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米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO=ピムコ)のダニエル・アイバシン最高投資責任者(CIO)は、債券市場で特に注目を集めている取引から手を引きつつある。
  同氏は今年、他の資産運用者と同様、短期と長期の米国債利回りの差が拡大するとの予想を基に取引を行ってきた。米連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げ再開に近づいていることや、財政赤字の拡大を受けた投資家の動揺が背景にある。
  実際、その見立ては的中し、ピムコの約2000億ドル(約30兆円)規模の債券ファンドは8.3%のリターンを記録。同種のファンドの大半を上回った。だがアイバシン氏は、同社がいわゆるスティープナー取引へのエクスポージャーを減らしていると説明。来週のFOMC会合で利下げ再開となれば一段の追い風となる可能性があるものの、もはや確実な戦略とは言えないとピムコはみている。
  アイバシン氏はインタビューで、「これまで非常に好調だったことから、確信度が下がっている」と指摘。「予想外の事態に注意が必要な環境だ」と語った。

  ピムコの方針転換は、最近の経済・政治面での不確実性が、債券市場で最も信頼されてきた戦略の一部に対する確信をいかに揺るがしているかを浮き彫りにしている。

  スティープナー取引は、FOMCが金融緩和を始める局面で有効とされてきた。翌日物金利が引き下げられると、将来の成長加速やインフレ期待が長期債に織り込まれる中で、短期債の利回りが最も大きく低下する。
  ただ最近では、トランプ大統領による米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性への攻撃により、長期のリスクは一層高まっている。政治色の強まったFOMCが過度に利下げし、インフレ抑制の信認を損なう恐れがあるためだ。
  アイバシン氏はFRBの独立性への懸念について、理論上は、投資家がより多くのリスクを長期債に織り込む中でドル安とイールドカーブのスティープ化を招くはずだとしつつ、別の可能性にも言及した。

  トランプ氏の影響を受けたFRBがパンデミック後のように長期債を買い入れて利回りを押し下げる可能性があるほか、財務省が国債発行規模を調整して特定の年限の利回りを引き下げることもあり得る。
  「理論上は合理的でも、結果的に大きな裏目に出る可能性がある」とアイバシン氏は述べた。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、スティープナー取引が奏功し、ピムコの「インカム・ファンド」は今年、同種のファンドの96%を上回った。モーニングスター・ダイレクトによると、同ファンドは1-8月に146億ドルの新規資金を集めた。8月には過去最大となる54億ドルが流入した。
原題:
Pimco Is Backing Away From a Bond Trade That Delivered Big Gains(抜粋)

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[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース PIMCO、利下げ期待で高リターン生んだ債券取引から距離置く

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