【日本市況】円が155円台に下落、日銀が利上げ見送り-株は下げ渋り
記事を要約すると以下のとおり。
19日の日本市場では円が1ドル=155円台に下落。市場では日米金利差はそれほど縮まらないとの見方から円の下値を試す機運が高まっている。関連記事:日銀が金融政策の現状維持を決定、3会合連続-植田総裁会見に移っている。日銀総裁の会見で「来年もしっかり利上げを行っていく姿勢が見えれば、円高方向に値幅が出るリスクはあるが、その可能性は低い」とし、年内に11月21日以来の安値東証株価指数(TOPIX)は前日比0.8%安の2711.77日経平均株価は0.8%安の155円26銭-午後1時02分時点一時155円44銭と11月の円安値156円75銭を試す可能性があるとみる。 野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは、田村委員が反対票を投じたのは若干タカ派的だが、日銀の決定内容に特段の新規材料はなく、155円を超えて円安が進んだことも想定内だと指摘。日銀による利上げ見送りを受けてやや買い戻される場面もある中、植田日銀総裁の会見に対する説明の内容に要注目と述べた。 長期国債先物3月物は午後の取引で前日比15銭安の142円23銭まで下落していた。日銀が利上げを見送り、イベント通過後の安心感が相場の支えになった。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員は、「市場の想定通りの見送りが安心感につながっていると指摘。」
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