ソフトバンクG、AI投資で借り入れ中心の資金調達を検討-関係者
記事を要約すると以下のとおり。
ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏は数週間前、トランプ米大統領の横に立ち、
オープンAIとの人工知能(AI)合弁事業「スターゲート・プロジェクト」の発表に立ち会った。この戦略は、そうした資金調達構造の幾つかの側面をスターゲートに取り入れる方法を探っている。スターゲートは、複数のデータセンター容量の構築を推進する。計算能力の導入としては史上最大規模となり得る。しかしスターゲートの大部分について、ソフトバンクGは必要な資金をどこから調達するかまだ固めておらず、追加の投資家を募るため協議を行っている。オープンAIを巡っては、同社を統括管理する非営利組織にイーロン・マスク氏率いる投資家グループが買収案を提示した報じられている。 ブルームバーグは以前、ソフトバンクGがオープンAIに最大250億ドル投資することで協議していると報じたが、関係者1人によれば、そうした協議はまだかなり初期の段階にある。株式資本のプールに加え、資金調達の大部分はプロジェクトごとに実施されると一部の関係者は説明。 スターゲートの資金調達を担当するソフトバンクGは、優先株式とデットの割合は、それぞれのプロジェクトにどれだけの投資家が参加するかに左右されるが、半導体かサーバーのみに照準を定めたプロジェクトになる可能性としては普通株10%、優先株とメザニン債、シニアバンクローンを活用して必要な資金を調達する可能性もあると、関係者は述べた。もう一つのシナリオとしては、優先株とメザニン債を40%、シニア債を50%とする案も考えられるという。 まだ決定は下されておらず、協議は流動的だ。オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は先週、石破茂首相と面会し、その後の韓国訪問でサムスン電子の李在鎔会長と面会した。 同社は12日に10-12月(第3四半期)決算を発表する。
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