24日の債券相場は上昇が予想される。20日に行われた日本銀行の植田和男総裁の記者会見がハト派的な内容だったことを受けた買いが継続する見込み。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、植田総裁は追加的な利上げまでに時間的な余裕があるとの見方を示したほか、海外経済の不透明さにたびたび言及したことが印象的だったと指摘。国債市場では「追加利上げ先送りも考慮したポジション」が取られる可能性があると話す。
ただ、米金利低下が一服した上、自民党総裁選も控えており、10年国債は利回りが0.8%台前半だと買い進みにくいとも述べた。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.84~0.86%(20日は0.86%で終了)、先物中心限月12月物は144円45銭~144円70銭(同144円47銭)。
日銀の植田総裁は24日、大阪経済4団体共催懇談会で講演し、午後4時から記者会見する。総裁は金融政策を据え置いた20日の金融政策決定会合後の会見で、米景気のリスクを強調し、追加の利上げ時期を吟味する上での焦点だと言及、債券先物は夜間取引で上昇した。きょうもハト派的な発言を繰り返すかどうかが注目される。
SMBC日興の奥村氏は「週末に記者会見をしたばかりで、金融政策運営についての基本的なスタンスが変わることはない」とみている。
先物夜間取引で12月物は20日の日中取引終値比22銭高の144円69銭で終えた。
流動性供給入札
対象は残存期間1年超5年以下
発行予定額は5000億円程度
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト無難に消化されるだろう
備考:流動性供給の過去の入札結果(表)
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