6日の債券相場は小幅安と予想される。日本銀行の中村豊明審議委員が12月の利上げの可能性を否定せず、利上げ観測が再び高まっており、先物は夜間取引で小幅に下落した。米国で11月の雇用統計が発表されるため、積極的な取引は手控えられそうだ。
オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では12月の利上げ織り込みが再び6割を超えてきた。この日は厚生労働省が10月の毎月勤労統計を公表する。中村委員は利上げの是非を判断する材料の一つとして同統計を挙げており、市場予想比での振れが利上げ観測に影響を及ぼす可能性がある。
東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは、債券先物が夜間取引で売られたことを受けて「続落して始まる」と話した上で、中村委員の発言そのものが尾を引くことはなく、米雇用統計の発表を前に相場は持ち直すとみている。毎月勤労統計については、来年の春闘を占う材料ではないため、反応しても長続きしないと予想する。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.055-1.075%(5日は1.065%で終了)、先物中心限月12月物は142円89銭~143円12銭(同142円98銭)。
先物夜間取引で12月物は5日の日中取引終値比3銭安の142円95銭で終えた。米10年国債利回りはほぼ変わらずの4.18%。
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