市場が一目置くウォーシュ氏、米財務長官候補の1人に-豊富な経歴
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ次期米大統領はまだ財務長官に指名する人物を発表していないが、ウォール街ではよく知られた連邦準備制度理事会(FRB)元理事のケビン・ウォーシュ氏は、少なくとも債券市場では一定の支持を得ている。 次期大統領は外交・安全保障政策のポストを速やかに発表したが、財務長官まだ指名に至らず-新政権の要となる人事で混迷 トランプ氏が実際に指名し、上院で承認されれば、ウォーシュ氏の最重要任務の一つは、28兆ドル(約4330兆円)に上る米国債市場の監督となる。次期大統領の異例な閣僚人事の一部とは異なり、ウォーシュ氏(54)はブッシュ(子)政権で経済顧問を務め、モルガン・スタンレーで投資銀行家として働いた後、FRB理事を約5年間務めた。公職を去ってからは経済や市場について幅広く発言し、インフレタカ派として評価を高めている。 トランプ氏は2019年に史上最年少のFRB理事に就任したが、「軽量級とされたレッテルをはね返し、世界金融危機の際には当時のバーナンキFRB議長の補佐役となった。」投資銀行での経験を生かし、FRBでは証券会社とのパイプ役を務めた。ウォーシュ氏の主な特技は人との付き合い方であり、うまくやっていくのが得意だと話した。 またウォーシュ氏の共和党支持とその人脈は、トランプ氏とその側近にはプラスに映るかもしれない。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 市場が一目置くウォーシュ氏、米財務長官候補の1人に-豊富な経歴