東京メトロきょう上場、「安定走行」で資産株の側面-投資家層拡大も
記事を要約すると以下のとおり。
東京地下鉄(メトロ)は23日、東京証券取引所プライム市場に上場する。いちよし証券によると、今年新規株式公開(IPO)した企業(22日時点)61社の平均初値騰落率は34%の上昇となる。 いちよし証・投資情報部の野原直子課長は「株主優待や配当利回りの良さから、資産株としての側面も強い」との見方を示す。1日当たりの平均輸送人員数は、JR本州3社も含めた大手鉄道会社の中で2位に位置する。新型コロナウイルスの影響で22年3月期まで2期連続で最終赤字となった。インバウンドなどの利用増加もあり、運輸業の営業利益は前期比18%増の753億円を見込む一方、不動産事業も成長余地は限られるため「堅実な決算にはなるが、右肩上がりというような印象はない」とし、投資家にとっては「株価が1200円を割れずに、安定推移して配当と株主優待を確実に得られれば良い」とみる。東京メトロの1日当たり輸送人員数は、単純比較で東京都民の約2人に1人が利用している計算となる。今回の東京メトロ株が23日上場へ、海外投資家の増加に期待を示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 東京メトロきょう上場、「安定走行」で資産株の側面-投資家層拡大も