【日本市況】債券が上昇、財政拡張への警戒が後退-円下落、株式続伸
記事を要約すると以下のとおり。
24日の日本市場は債券相場が長期債中心に上昇(利回りは低下)。 自民党総裁選に立候補している高市早苗前経済安全保障担当相は23日、現在の税収の余剰分を充てつつも「どうしてもというときには、国債の発行もやむを得ない」と発言した。三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは「高市氏の総裁選勝利はメインシナリオでないことに加え、従来に比べ発言がトーンダウンしているので、それほど影響はない」との見方を示した。関連記事:パウエル議長、リスクのない道はないと強調-両面のリスク存在 三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留氏は、自民党総裁選で過激な財政拡張を主張する候補がおらず、日本国債版の恐怖指数であるS&P/JPX日本国債VIX指数が低下していることも買い安心感につながっていると言う。午前10時前の仲値に向けた実需のドル買いもドルを支えた。 SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、ドル・円は148円を超えて上昇する材料が見当たらないと語る。日経平均株価は22日に続いて終値での最高値を更新した。 野村証券の小高貴久シニア・ストラテジストは、パウエルFRB議長が米株高に警鐘を鳴らしたこともあり午前中は売りが膨らんだが、市場が冷静さを取り戻したと指摘。自民党総裁選については「各候補者の発言は慎重で安全運転という印象。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【日本市況】債券が上昇、財政拡張への警戒が後退-円下落、株式続伸