【米国市況】株は上げ一服、「買われ過ぎ」警戒-ドル下落144円台半ば
記事を要約すると以下のとおり。
米株式相場は上昇一服。大型ハイテク株が総じて下げ、株価指数を押し下げた。イーロン・マスク氏は5年後も最高経営責任者(CEO)として同社を率いる意向だと言明した。それでもこの上昇基調が続くかどうか、投資家はチャートに手がかりを求めている。とはいえ、短期的には買われ過ぎの状態になっており、いつ買い一服となってもおかしくないと話す。 個別企業のニュースでは、アップルは外部企業が同社の人工知能(AI)モデルを使用してソフトウエアを開発できるようにする計画を進めている。経済見通しが不安定な中でも個人消費が持ちこたえている兆候が示された。巨額減税法案の速やかな可決を目指す共和党の取り組みが、行き詰まっていることが示唆された。 ガルダ・キャピタル・パートナーズのティム・マグヌスン最高投資責任者(CIO)によれば、米政府の放漫財政に対する債券市場の反乱はまだ終わっていない。議員らが「試されるのはまだこれからだ。」 日本の財務省が20日に実施した20年利付国債入札が不調となったほか、カナダ国債利回りが小幅に上昇。香港年金基金が規制により強制売りに追い込まれる可能性があるとの、ブルームバーグ報道が影響した。 KKRのグローバルマクロ・資産配分責任者ヘンリー・マクベイ氏は、株式が売られる際に国債が常に買われるとは限らないことを示唆するとリポートで指摘。外為 外国為替市場ではドル指数がもみあった後、下落した。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は今年2回目となる利下げを決定した。 オプション市場では向こう1年間のドルに対する悲観的な見方が広がっている。ブルームバーグ・ドル・スポット指数の1年物リスクリバーサル出所:ブルームバーグ UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのソリタ・マルチェリ氏は「投資家は多面的な不確実性に囲まれており、この先は高いボラティリティーが見込まれる」と指摘。経済への向かい風が強まっても、連邦準備制度理事会(FRB)は利下げに動かない見通しだと述べた。原油 原油先物相場は下落。ハメネイ師は、米国との交渉が成功するとは思わないとし、トランプ政権に対して「ばかげた話をしないよう努めるべきだ」と語った。 BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「石油輸出国機構(OPEC)やイラン、ロシアを巡る動向がもっと明確になるまで、原油市場は先の見えない道を進んでいるようなものだ」と語った。ロンドンICEの北海ブレント7月限は0.2%下落し65.38ドル。 サクソバンクの商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏によると、金価格が1オンス=3250ドルの水準を上回ったことで、ショートカバーの動きが加速したという。経済の先行き不透明感に対するヘッジとされる金にとっては、こうした環境は追い風となる。原題:TreasuriesResumeSlideasGlobalInvestorsFocusonBondSupply(抜粋)原題:DollarWeakensasAussieLagsBehindPeers;YenUp:InsideG-10(抜粋) 。
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