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【米国市況】財政不安で国債安、株に売り波及-ドルも143円台に下落

記事を要約すると以下のとおり。

21日の米金融市場では、膨張する米財政赤字が安全な投資先としての米国の地位を脅かすとの懸念が表面化。
ブック・リポートの著者、ピーター・ブックバー氏は「普段は20年債入札については書かない。」
「しかし米国債市場が再び神経質な展開になったので、きょうはコメントしておく。」
ニューヨーク証券取引所Photographer:MichaelNagle/Bloomberg  トランプ大統領が推進する大型の税制・歳出法案は、争点の一つだった州・地方税(SALT)控除上限の問題が解消された一方、保守強硬派が法案成立を阻止する構えを見せており、先行き不透明感が強まっている。
 ジム・リード氏らドイツ銀行のストラテジストは「24時間前から、投資家の頭は米財政問題でいっぱいになっている。」
日本と英国の30年債利回りも今週、上昇している。
 ブルームバーグの米金利・外為ストラテジスト、アリス・アンドレス氏は「21日の債券市場には強気材料がほとんどない。」
20年債入札の不調をきっかけに米国債利回りの上昇と消費者センチメントの悪化があらためて懸念された。
 ジョーンズトレーディングのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「30年債利回りは2007年以来の高水準まで10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満に迫った」と指摘。
 ミラー・タバクのマット・メイリー氏は「10年債利回りが4.5%を有意に上回っていることは、長期利回りに重要な変化が起きたことを裏付ける」と話す。
 グーグルの親会社アルファベットは2.8%上昇。
買い控えと関税の打撃、ボイコットや消費者信頼感の低下が響いた。
 JPモルガン・チェースは顧客に地政学的リスクに関する調査リポートを公開した。
動画:ダドリー元ニューヨーク連銀総裁出所:ブルームバーグ外為  ドルは軟調。
ドイツ銀行のジョージ・サラベロス氏は「マーケットは米国債入札の不調に対し、非常にネガティブに反応した」と指摘。
 対円でドルは143円29銭まで下落。
原油  原油相場は続落。
ガソリン需要も減少した。
一方でイスラエルによる攻撃があれば、協議の進展が妨げられ、中東の不安定化が増す恐れがある。
複数の匿名の米当局者を引用した。
 ゴールドマン・サックス・グループのグローバルコモディティー調査共同責任者、サマンサ・ダート氏は「イランは過去数年にわたって、供給を日量約100万バレル増やしてきた」とブルームバーグテレビジョンで指摘。
ロンドンICEの北海ブレント7月限は0.7%下落し64.91ドル。
金スポットは過去2営業日に2.5%余り値上がりし、1オンス=3310ドルを突破した。
 エンベストネットの投資ソリューション戦略担当プリンシパルディレクター、ブルックス・フリードリッヒ氏は、29.30ドル(0.8%)高の3341.90ドルで引けた。
原題:DollarWeakensasAllEyesonUSDeficitSpending:InsideG-10(抜粋)  。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】財政不安で国債安、株に売り波及-ドルも143円台に下落

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