【米国市況】S&P500上昇、終盤失速も終値で6300超え-147円台前半
記事を要約すると以下のとおり。
21日の米国株市場ではS&P500種株価指数が小幅高。原油需要に対する懸念がくすぶる中、エネルギー株は原油価格の下落につられる形で値下がりした。人工知能(AI)関連の投資状況に注目が集まる中、市場の期待は今回も大きい。ホワイトハウスのレビット報道官は、トランプ大統領が8月1日までに関税に関するさらなる書簡を出す可能性もあるとも述べた。よって株式市場がこの要素を現在織り込んでいるのかどうかを見極めることが重要だとの見方を示した。 ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのクリストファー・ハーベイ氏は、「いま目にしているのは、勝者がさらに勝ち続けるという構図だとし、「超大型企業はより高い利益率を維持し、それは今後も続き、S&P500種は年後半に2桁の上昇率が見込めると分析。」 4-6月(第2四半期)の決算シーズンは順調な滑り出しとなり、消費の強さが企業利益の底堅さを支えている。「S&P500種の2026年6月の目標水準は6500で維持しており、市場に参入する機会としてボラティリティーを利用することを推奨する」と語った。米政権による上乗せ関税発動の期限が迫る中、米国債市場はユーロ圏の国債の上昇にほぼ追随していると分析。10年債利回りは4.25%に近づく可能性もあると述べた。「これにより、株式から米国債のような安全資産へと資金が一部シフトしている」と述べた。参院選を受けて東京時間に上昇していた円はニューヨーク時間に上げを拡大し、一時1%余り上昇した。 円は1ドル=147円台前半で推移。石破茂首相は21日午後に行われた記者会見で、改めて続投の意思を示した。 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は先週1.6%下落していた。関連記事:EU、報復計画準備へ-米と貿易合意に至らなかった場合に備え(1) EU加盟国は先週18日、ロシア産ディーゼル油への規制は、来年1月まで全面的には発効しない見通しだ。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は0.2%)安い1バレル=67.20ドルで終了。重要な経済指標の発表がない中、ドル安や国債利回りの低下が金相場を押し上げた。 TDセキュリティーズによると、マクロファンドはこれまでに構築していた金に対するショートポジションを巻き戻し始めている。 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時54分現在、前週末比1.3%高の1オンス=3394.64ドル。
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