【FOMC】年内2回の利下げ予想、やや意外感-市場関係者の見方
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は17、18両日に開催した定例会合で、主要政策金利のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを4.25-4.5%に4会合連続で据え置くことを決定した。◎プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏:米金融当局者全員が次の金利の一手は引き下げだと考えているのは明らかだパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による様子見姿勢を理解できる。不確実性は後退したと見受けられるが、連邦準備制度によれば依然として高いとしており、今回のマクロ経済見通しは、市場が予想していたよりも悲観的ではない内容となったと分析◎バンクレートのグレッグ・マクブライド氏:6月のFOMC会合からの発表内容は、予見可能な将来の利下げ見通しが一段と明確になるまで「会合ごとに判断する」とみられる◎ウルフ・リサーチのチーフエコノミスト、ステファニー・ロス氏:2大責務が相反する方向に引き裂かれていることについてFRBが懸念しているのは意外ではない国内総生産(GDP)に下向き圧力がかかり始めるだろう。当局者の予測から判断すると、金利が急速に低下する望みがほとんどないことを示唆している◎ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのダン・シルク氏:これはハト派的な据え置きであり、25年の中央値が変更されず、年内50bpの利下げの可能性を残す内容となっている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【FOMC】年内2回の利下げ予想、やや意外感-市場関係者の見方