アクティビストの日本株買い最高ペース、企業は株主還元やMBOで反応
記事を要約すると以下のとおり。
アクティビスト(物言う株主)による日本株投資は今年、過去最高だった昨年を上回るペースにある。集計のベースがやや異なるため単純比較はできないが、その後も堅調な買いが続いていることから、今年も記録更新はほぼ確実だ。ブルームバーグのデータでは、今年はこれまでに計14兆6300億円の自社株買いが発表された。「ガバナンスであれ資本効率であれ、企業側に隙があればアクティビストに突かれやすい状況だ」と述べた。 三菱UFJアセットマネジメントの友利啓明エグゼクティブファンドマネジャーは、「TOBやMBOが増えると、アクティビストだけでなくほかの投資家も資金を手にすることになると指摘。」両社とも、米投資ファンドKKRが昨年実施した富士ソフトへのTOBに応募し、資金を回収していた。3Dインベストメントもゲーム開発のスクウェア・エニックス・ホールディングスに大型投資するなど、日本株のポジションを大幅に増やした。企業経営に与えるアクティビストの影響力が拡大したことを示す事例だ。
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