イエレン米財務長官、利回り上昇の背景を説明－退任後は古巣に復帰へ

イエレン米財務長官は、予想を上回る経済指標が金利見通しの再考を促し、米国債の売りにつながっているとの見方を示した。
金利先物市場では、2025年の利下げ見通しが後退している。
　同氏はタームプレミアムがしばらく「非常に低い水準」で推移していたと指摘。
「債券自警団」　　イエレン氏はトランプ次期政権が財政赤字を「真剣に」受け止め、数十年前には、公的債務の購入に対して高い利回りが求められた。
世界中の投資家は、米国が責任ある財政政策を実施し、市場の反応に頼らずに赤字を削減することを期待していると話した。
　退任後の計画について問われると、イエレン氏は休暇を取った後、ワシントンのシンクタンク、ブルッキングス研究所で特別研究員として勤務していた。