サウジアラビアの国営石油会社
サウジアラムコは5日に発表した4-6月期(第2四半期)決算で、10四半期連続の減益だったと発表した。生産量の増加を上回る原油価格の下落が響いた。
発表によると、第2四半期の株主に帰属する純利益は、前年同期比19%減の856億3000万リヤル(約3兆3700億円)で、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想を下回った。フリーキャッシュフローは今回も配当金を賄うには至らず、同社の負債は増加した。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子
Photographer: Leon Neal/Getty Images アラムコは今年、2025年の配当を3分の1引き下げて約850億ドルにすると発表していたが、それでもなお、配当を賄うだけのキャッシュ創出に苦戦している。配当の減額と原油価格の低迷は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が経済改革計画を推し進める重要な時期に、サウジ政府の歳入を圧迫している。
第2四半期平均のロンドン市場の原油価格は、1年前より1バレル=約20ドル安かった。5日のブレント原油は1バレル=69ドルを下回っており、国際通貨基金(IMF)がサウジ政府の財政均衡に必要な水準としている90ドル超を大きく下回っている。
アラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は声明で「市場のファンダメンタルズは依然として堅調で、2025年後半の原油需要は、年前半よりも1日当たり200万バレル以上増加すると見込んでいる」と述べ、原油需要の拡大に自信を示した。
原題:
Aramco Profit Falls for 10th Quarter, Debt Rises on Weak Oil (2) (抜粋)





