ソフトバンクグループが1000億円規模の劣後債を発行する。好調な決算で財務の健全性に対する見方が改善する一方、日本銀行の早期利上げ観測は下火となっており、発行に適した環境が整ってきている。
AI投資を進めるソフトバンクGのイベント
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg ソフトバンクGが準備しているのは最終償還期限が35年で、発行から5年後に早期償還が可能な「35年NC5」型の劣後債。主幹事の大和証券によると、条件決定は8月下旬の予定だ。
日本企業の社債発行は今年度に入り過去最高ペースで推移する。企業の合併・買収(M&A)の増加に伴い、戦略的な資金調達が活発になっていることも一因だ。ソフトバンクGでは大規模な人工知能(AI)データセンターを整備する「スターゲート」計画を進めており、国内外で資金調達を行うニーズがある。
日銀の利上げ観測が後退する中、金利上昇を見越した前倒しの発行も広がってきた。ブルームバーグの集計によると、国内社債市場では4月1日から8月13日までの期間に7兆8560億円規模の社債が起債された。これは、同期間としては過去最高ペースだ。
ソフトバンクGが7日に発表した4-6月期(第1四半期)純利益は2四半期連続で
黒字を確保し、業績は回復傾向となっている。株価は決算発表以降、12日までに18%上昇した。同社は7月、生成AI事業の拡大を見据え、
ドル建てとユーロ建て合わせて42億ドル(6200億円)の社債も起債している。
同社は13日の発表文で、発行金額は需要状況を見ながら決定し、調達資金は2026年2月に初回任意償還日を迎える国内ハイブリッド社債の借換え資金の一部などに充てるとした。
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(第6段落に資金使途などについて追記しました)
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