14日の米株式市場で、農業機械最大手の米
ディアが下落。ここ3年余りで最大の下げとなった。今年度(2024年11月-25年10月)の通期利益予想を下方修正したことが嫌気された。穀物価格の下落を受け、農家は支出を抑制している。
同社は通期利益について、47億5000万-52億5000万ドル(約7000億-7740億円)と予想。3カ月前に示した従来予想は47億5000万-55億ドルだった。
ディア株は一時8.1%安と、日中の下落率としては2022年5月以来最大となった。
ディアは14日、5-7月(第3四半期)の決算発表で、「不確実性が続く中で顧客は慎重姿勢を続けている」と記した。
農機業界は今年底打ちすると見込まれていたが、米国でのトウモロコシ収穫が予想を上回ったほか、トランプ大統領による貿易戦争を背景とした大豆など穀物の需要低迷により、見通しは変化する可能性がある。穀物価格が下落する中、穀物生産者や畜産農家の景況感は悪化している。
ディアは、小規模農業や芝生関連に加え、建設や林業の分野でも関税が利益を圧迫したと説明。競合のCNHインダストリアルやAGCOは最近、関税が機械価格を押し上げると警告している。
CFRAリサーチの株式アナリスト、ジョナサン・サクライダ氏はリポートで、「関税を巡る不確実性と商品価格の低迷により、農家は支出に関する判断に一層慎重になっており、機械の値上げを受け入れることに一段と消極的になっている」と分析した。
原題:
Deere Plunges as Struggling Farmers Delay Machinery Rebound (2)(抜粋)








