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トランプ氏、新たな切り口でFRB批判-議長解任リスク過小評価懸念

記事を要約すると以下のとおり。

トランプ米大統領が側近らと共に、連邦準備制度理事会(FRB)本部の高額な改修工事をパウエルFRB議長を非難する新たな切り口として利用している。
 パウエル氏のFRB理事としての任期は28年まで残っている。
パウエル氏は議長の任期満了を迎えた後、理事会を離れるかどうかについての質問に対し、回答を避けている。
 コロンビア大学で連邦準備制度を研究しているキャスリン・ジャッジ教授は、「建物改修に過剰かつ不適切な支出が行われているという見方は、FRBが必要だというトランプ氏の主張に正当性を与えかねないと述べた。」
パウエル氏(6月25日)Photographer:AlDrago/Bloomberg   ドイツ銀行で外国為替戦略グローバル責任者を務めるジョージ・サラベロス氏は顧客向けリポートで、パウエル氏解任の可能性は過小評価されている重大なリスクであり、ドルや米国債の売りを引き起しかねないと警告した。
 サラベロス氏は「こうした事態が起きれば、投資家はFRBの独立性への明白な挑戦と受け止めるだろう」とし、FRBが世界のドル金融システムの中枢にあることを踏まえれば、その影響は米国の枠を超えて広がるのは明らかだとコメントした。
理事職  FRBは、本部の歴史的建造物2棟の改修について、業務を集約することで将来的なコスト削減につながるとしている。
23年時点では19億ドルだった。
ボートOMB局長(7月8日)Photographer:AaronSchwartz/CNP/Bloomberg  仮にパウエル氏が理事としてとどまれば、トランプ氏は新たな理事の任命枠を1つ失うことになる。
さらに、パウエル氏に対してホワイトハウスが説明責任の観点から詳しく調べるのは適切だとしつつも、今回の対応が純粋に監視の一環とは到底思えないと述べ、「改修費用への懸念が表向きの口実に見えてしまうのは、信頼性を損なう健全でないアプローチだとの見方を示した。」

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トランプ氏、新たな切り口でFRB批判-議長解任リスク過小評価懸念

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