トルコの最大野党・共和人民党(CHP)は3日、イスタンブールでの抗議行動を呼びかけた。トルコの株式市場では2日、同党に不利な裁判所の判決を受けて民主主義に対する懸念が高まり、92億ドル(約1兆3700億円)が吹き飛んだ。
CHPのオゼル党首は2日夜、テレビのインタビューで、「全イスタンブール市民、イスタンブールの全民主主義者に、この巨大な不正義に対して行動するよう呼びかける」と語った。集会への参加人数は不明だが、過去には同様の地域的な抗議が大規模化し、国内の他の地域にも広がった例がある。
CHPのオゼル党首(8月30日)
Source: Turkey’s Republican People’s Party トルコの裁判所は2日の暫定判決で、CHP指導部を選出したイスタンブール支部大会を無効とした。この動きは、トルコ全域の野党指導部の崩壊につながる恐れがある。
判決により、2日のトルコ市場では政治的リスクや投資家の不安が改めて表面化した。この流れは3日にも続き、主要株価指数は一時2.4%下落し、トルコ2年債利回りは96ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、7月以来の高水準となった。8月のインフレ率が市場予想を上回ったことも、下落に拍車をかけている。
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トルコ・リラは小幅な下落にとどまった。国営系の商業銀行が外国為替市場で大きな存在感を持ち、動揺が生じても通貨は比較的安定しやすいためだ。
デニズ・インベストの調査部副ゼネラルマネージャー、オルクン・ゴデク氏は「9月中は、他の法的手続きが投資家の注目を集め続けるとみている」と述べた。
今月予定されている一連の裁判の中で、次の焦点はCHP党大会の合法性を巡る15日の審理だ。無効と判断されれば、オゼル氏はCHP党首の座を失う。その後、エルドアン大統領にとって比較的脅威が少ないとされる、オゼル氏の前任者が再び党首に据えられる可能性が高い。
原題:
Turkish Opposition Calls Protests After Ruling Spooks Markets (抜粋)






