29日の連邦公開市場委員会(FOMC)決定後に米国債利回りが上昇することに賭けた1日物オプションで、大当たりを引いた債券トレーダーがいるようだ。この取引による利益は数百万ドルの可能性がある。
いわゆる米国債「ウィークリー」オプションによるポジションで、これは市場を動かすようなイベントをまたぐ期間をカバーする短期のオプションだ。
そのトレーダーは、米国債の値下がりを見込むポジションに約230万ドル(約3億6000万円)を費やした。ニューヨーク時間29日午前11時30分の数分前に3ティックの価格で購入したが、午後2時のFOMC
声明発表からおよそ10分のうちに、9ティックまで上昇したことがブルームバーグの集計データから明らかになっている。当初の投資額の3倍になる。
もしポジション全体がピーク時に解消されていたとすれば、およそ460万ドルの利益が得られたはずだ。ただ、その水準での取引量が限られていたことから、全て解消はしなかった可能性が高い。
この取引が成功したのは、トレーダーがFOMC声明をタカ派的と捉えたためだ。
FOMCの声明には、労働市場についての当局者の見方が改善したと思われる文言修正が含まれており、インフレに関しても2%の目標に向けて進展したとの文言が削除された。
ポジションが組まれた時点での10年物米国債利回りは4.54%前後で推移していた。FOMC声明後に上昇し約4.59%でピークに達した。パウエル議長米連邦準備制度理事会(FRB)の記者会見終了後は4.53%付近まで落ち着いた。
原題:
Trader Mints Millions in Hours on Bond Options Bet Tied to Fed(抜粋)




