世界の為替取引が過去最高、関税影響で1日9.6兆ドルに急増－BIS

世界の外国為替市場における取引高が過去最高を更新した。
OTC金利デリバティブの1日平均取引は59%増の7兆9000億ドルとなった。
JPモルガン・チェースの為替ボラティリティーが高まり、取引が急増した中で実施されたとBISのリポートは指摘。
関連記事：円金利デリバティブの店頭取引が活況、日銀利上げで3年前の約8倍に　　1986年以来3年ごとに実施されている同調査は、世界通貨市場の規模や構造に関する最も包括的な情報源となっている。
トレーダーの間では、電子取引の進展がボラティリティーを抑制しているとの見方もある。
また、ディーラーを介さずBISに報告されない店頭取引も存在するため、市場全体の取引規模はさらに大きいとみられる。
一方、ユーロのシェアは30.6%から10.2%に縮小した。
　ポンドと中国人民元との差は縮まり、人民元のシェアは7%から6.4%に伸びた。