世界的に債券上昇、日本当局の国債発行額アンケートで安堵感広がる

27日の金融市場では世界的に債券相場が上昇。
欧州債も値を上げた。
日米の30年債利回り出所：ブルームバーグ　　ペッパーストーン・グループの上級調査ストラテジスト、マイケル・ブラウン氏は「発行額減少の思惑が、米国債に追い風となっている」と指摘。
米国債先物取引は契約のロールオーバーが中心になっており、担保付翌日物調達金利（ＳＯＦＲ）に連動する先物取引の出来高は、ニューヨーク時間午前8時時点で過去20日平均の50％にとどまっている。
　英30年債利回りは7ｂｐ低下したが、その後は低下幅を縮小。
しかし、これは財政赤字のファイナンスを巡る世界的な懸念を解消するわけではなく、27日の国債相場反発は混乱の中での一時的な現象にとどまる可能性もあり、圧力が強まっている。
　米格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを最上位から引き下げて以来、米国債市場に注目が集まっている。
関連記事：米下院、トランプ税制法案の修正案を僅差で可決－上院に送付(1)　　将来の米政府債務拡大計画に対する投資家の不安感を反映する10年債のタームプレミアムは、2014年以来の高水準に近づいている。