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中国、半導体摩擦巡り攻勢に転じる-エヌビディア通じ世界にアピール

記事を要約すると以下のとおり。

米国と中国が長引く貿易摩擦を巡る駆け引きの材料を探す中で、中国は先端半導体を追跡する措置を講じようとするトランプ政権の構想に反対することで、国際的な支持を得られる可能性があるとみている。
ジェンスン・フアン氏(北京、7月)Photographer:AndreaVerdelli/Bloomberg  つまり、国内企業に警戒を呼びかけ、国際社会に注意を喚起するとともに、エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)にホワイトハウスへの働きかけを促すといった意図があるとみられるという。
ストックホルムで先月行われた協議では、両国が関税措置の一時停止を維持することで一致した。
ただ、追跡技術を巡り、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と自ら協議は行っていないという。
 北京のコンサルティング会社トリビウムのアソシエートディレクター、トム・ナンリスト氏は、「われわれがファーウェイを批判した理由は、米国が自ら半導体に法的にバックドアを義務付けようとしている。」
どの国がそんなものを受け入れるというのかと話した。
たとえ技術的に最新のものでなくとも、H20が中国の人工知能(AI)開発を後押しするとの懸念が背景にある。
ワシントンを拠点とする半導体調査ディレクターの同氏によれば、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を傘下に持つバイトダンス(字節跳動)やテンセント・ホールディングス(騰訊)、ディープシーク(DeepSeek)といった中国勢は4月中旬に米国が供給を停止する前に大量購入していたという。
中国英字紙チャイナ・デイリーは今月3日の論説で、「中国が自国でAI半導体の製造に成功しつつあることが、米国にH20輸出規制を緩和させたと論じた。」
 ギャブカル・ドラゴノミクスのテクノロジーアナリスト、ティリー・チャン氏は「今や中国にとって、エヌビディアを交渉の場に引き出す好機だ。」
原題:ChinaDrawsRedLinesonUSChipTrackingWithNvidiaMeeting (抜粋) 。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国、半導体摩擦巡り攻勢に転じる-エヌビディア通じ世界にアピール

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