中国で見せかけ融資横行、内需の弱さ露呈-実体経済に資金回らず
記事を要約すると以下のとおり。
中国東部で自動車部品会社を経営するジェリー・フー氏は10月、奇妙な依頼を受けた。「彼らのマネジャーが何度も電話してきた」ので、「本当は融資は必要なかったが、協力することにしたと打ち明けた。資金を潤沢に安く提供する用意をしても、人々に借りて、使い、投資させることはできない。 個人顧客にも同様の依頼が来ている。そうすれば再び同じ顧客に頼れるからだ。 政府の監査報告によると、国有の金融機関6社は2023年、重要な評価期間の直前に5167億元の融資を実行し、その直後に引き上げていた。 過去はインフラ投資や不動産市況が長期低迷し、家計や企業が借金返済を1カ月遅らせてほしいと頼まれたと匿名を条件に、繰り上げ返済で得られたはずの利息節約分に相当する現金補償を銀行から提示されたという。 7月に元建て新規融資が約20年ぶりに減少に転じた後、監督当局は銀行に対し、経済への与信支援を強化するよう圧力を強めている。当局は過度な競争や価格競争の回避を呼び込もうとしている。中国人民銀行(中央銀行)によると、過去2年半で融資平台に提供する融資保証の監督を大幅に強化した。 財政省はコメント要請に直ちに応じなかった。 銀行の経営陣は2つの結末を想定しているが、いずれも良くない。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国で見せかけ融資横行、内需の弱さ露呈-実体経済に資金回らず



