大手ハイテク株、S&P500種のけん引役に復帰-業績が原動力に
記事を要約すると以下のとおり。
4月にS&P500種株価指数を弱気相場入りの瀬戸際に追い込んだ大手ハイテク企業が、足元では米株式相場の回復を主導している。 S&P500種は2月に付けた最高値まであと4%未満の水準に回復している。エヌビディアは40%、マイクロソフトは30%それぞれ上げている。ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種を下回っており、過去10年間でもまれな展開となっている。 ユーイング氏は「テクノロジー株への押し目買いは今年の投資テーマになるだろう」と発言。先週末の5月30日には、中国が米国との「合意に違反した」とトランプ大統領が主張したほか、トランプ政権が中国のテクノロジー業界に対する制裁を拡大する計画だとの報道を受け、S&P500種は一時、1%余り下落する場面があった。一方、S&P500種は今後12カ月の低水準18倍から上昇し、過去10年間の平均18.6倍を大幅に上回っている。 同氏は「ここでテクノロジーセクターをオーバーウエートにすれば、ポートフォリオの多くをこのセクターに集中させることになり、無謀に近く、ポートフォリオの脆弱(ぜいじゃく)性を高める結果となる」と述べた。これにより、2年間にわたる大規模な支出拡大を経た後に支出を縮小するとの懸念が和らいだ。ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたデータによると、このグループの予想増益率の2倍となっている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 大手ハイテク株、S&P500種のけん引役に復帰-業績が原動力に