ゴールドマン・サックス・グループのトレーディング部門によると、値動きの激しいモメンタム株が大きく下落した現在は、過去の傾向から見て「押し目買い」の好機となる可能性がある。
トレーダーらはゴールドマンの高ベータ・モメンタム株バスケットが過去に同様の下落を見せた後の反発例と、現在のテクニカルな状況を根拠に挙げている。
19日付の顧客リポートによれば、ロング・ショートのモメンタム戦略バスケットが5日間で10%余り下落した場合、翌週には80%の確率で上昇しており、リターンの中央値は翌週で4.5%、その後1カ月で11%超に達していた。
Goldman Sachs
出所:ゴールドマン・サックス・グループ モメンタム戦略は直近で上昇した銘柄を買い、出遅れた銘柄を空売りするという手法だが、今回のこの戦略の崩壊は、空売り対象とされていた銘柄群の上昇で始まった。
しかし今週に入ってからは、「人工知能(AI)などのテーマ株がローテーションで売られ、バスケットのロングポジション側の損失が中心になっている」と、ゴールドマンのトレーダーは指摘している。
この高ベータ・モメンタム株バスケットは過去最高値に迫っていたが、8月6日から19日までの間に13%下落した。
トレーダーらはさらに、モメンタム取引の売り圧力がどこで収まるかを探るべく、テクニカルチャートを分析したという。それによるとバスケットは現在、いわゆる「売られ過ぎ」圏にある。また、重要な下値支持線となり得る200日移動平均も下回っているという。
ゴールドマンのトレーダーは「来週のテック企業の決算でAI関連の売りが長引く展開とならない限り、歴史的に報われてきたモメンタム投資に参入する好機となる可能性がある」とリポートで指摘した。
S&P500種株価指数とナスダック100指数のいずれでも最大構成銘柄である
エヌビディアは、8月27日に四半期決算を発表する。
出所:ブルームバーグ
原題:
Goldman Traders Say It’s Time to Buy the Dip in Momentum Stocks(抜粋)






