日本の30年国債、値下がりで買いの好機-バンガードとブルーベイ
記事を要約すると以下のとおり。
日本の超長期国債の値下がり局面を、一部の外国勢は買い時と捉えている。 しかし、バンガードやRBCブルーベイ・アセット・マネジメントなどのファンドは米国との関税を巡る緊張が緩和に向かい、日本銀行が利上げを再開できる公算があると考えている。 バンガードの国際金利責任者アレス・クートニー氏は「ここで3%が妥当とは考えにくい」と指摘。13日に実施された30年債に見られた65bpより大きい。一般的に超長期債市場を主導する日本の大手保険会社や年金基金の買いが減退していることや、日銀が全般的に国債買い入れを縮小し続けていることが背景にある。 スワップ市場は7月までの0.25ポイント利上げ確率を15%未満と示唆するものの、日銀が夏に動くと同氏は予想。米国債との比較で、現行水準は「本当にミスプライシング」だと述べている。 市場が注目するのは、日本の機関投資家が再び超長期債に買いを入れるかどうかだ。 これに対しダウディング氏は、貿易戦争の不安が和らげば、日本の大口投資家は4月の年度初めに割り当てられた新たな資金を運用する必要に迫られ、戻って来るとみている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日本の30年国債、値下がりで買いの好機-バンガードとブルーベイ