日銀は政治混迷でも年内利上げ排除せず、今月は政策維持へ-関係者
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行は、石破茂首相の退陣表明を受けて国内政治情勢が混乱する中でも、年内利上げの可能性を排除しない姿勢だ。米関税政策の影響や国内政治情勢を入念に点検する。 1月以来の利上げに向けて進展が見られており、当局者の一部には早ければ10月にも利上げが適切になるとの見方もあるという。植田和男日銀総裁Photographer:TingShen/Bloomberg 8日発表の4-6月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、個人消費の上振れを主因に速報値から上方修正され、5四半期連続のプラス成長を維持した。今月初めの7割程度から低下した。9日の東京株式市場では、次期政権の経済対策への期待から、日経平均株価が取引時間中に一時初の4万4000円台に乗せたが、その後は失速した。米経済がソフトランディングできるかの見極めが必要という。 氷見野良三副総裁が2日に行った講演は、市場関係者から利上げに慎重なハト派的と受け止められた。
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