株式市場に油断の兆し、企業収益の下方修正相次ぐ中での過熱的上昇
記事を要約すると以下のとおり。
JPモルガン・チェースのクオンツ・ストラテジストらは、企業収益の下方修正が増す中でも株式市場が過熱的に上昇しており、市場に油断の兆しが見え始めていると指摘した。売り手側のアナリストがここから業績見通しを引き上げ始めるのか、それとも市場が大きなボラティリティーや調整局面に直面するのか、いずれにせよ、何らかの転機が迫っているとしている。関税を巡る不透明感が続く中、欧州では業績見通しが弱含んでおり、特に化学部門を中心に下方修正が相次いでいる。投資家は市場の押し上げを期待する動きについても、今後12カ月間で3~4回の利下げが織り込まれている現状について、「市場心理の好転というよりも、むしろ基調的な弱さの表れである可能性が高いとして、素直に好材料と受け止めるべきではないとしている。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 株式市場に油断の兆し、企業収益の下方修正相次ぐ中での過熱的上昇