波乱含みの市場、石破首相退陣で円と債券に売りリスク-株は思惑交錯
記事を要約すると以下のとおり。
石破茂首相の退陣表明を受け、日本市場は波乱含みの週明けとなる可能性が高い。株式市場でも次期政権がどの程度の財政支出を打ち出すのか、日銀の利上げ時期にどの程度影響を与えるのかを見極める姿勢が強い。 三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、石破首相以上に財政規律を重視する後継者は考えにくいと指摘した上で、財政不安による超長期国債の軟調な展開は今後も続くか、むしろ強まる可能性があるとの見方を示した。 ATFXグローバル・マーケッツのニック・トウィデール氏は、足元の動きを踏まえて「日銀は年内の利上げを見送る可能性がある」との見方を示した。年内利上げの確率も5割弱にとどまっている。 ピクテ・ジャパンの田中純平投資戦略部長は、政局の先行きに対する不透明感がやや後退したことで、ひとまず上昇する展開が想定されると分析する。米雇用統計の影響に加え、石破首相の辞任はある程度想定されていたものの完全には織り込まれておらず、少なからず影響があるとみている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 波乱含みの市場、石破首相退陣で円と債券に売りリスク-株は思惑交錯






