米国の財の貿易赤字は5月に予想外に拡大した。輸出が新型コロナウイルス禍初期以来の大幅減少となった。一方、輸入はほぼ変わらずだった。
米商務省が26日発表した財の貿易赤字は前月比11.1%増の966億ドル(約13兆9000億円)。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は861億ドルだった。
財の輸出は5.2%減の1792億ドル。原油など産業資材の出荷が急減したことを反映した。数字はインフレ調整されていない。
輸入はほぼ変わらずの2758億ドル。
前月は過去最大の落ち込みとなっていた。1-3月(第1四半期)には輸入が急増していた。トランプ米大統領による関税賦課に先立ち、米企業が資材などの確保を急いだためだ。
5月の赤字拡大は、4-6月(第2四半期)国内総生産(GDP)への貿易の寄与が従来の想定より小さくなる可能性を示唆する。今回の統計発表前の時点で、アトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」は4-6月GDPへの純輸出の寄与度を2ポイント超と示唆していた。
26日に別途公表された1-3月米実質GDP確報値によると、1-3月の輸入急増でGDPは4.66ポイント押し下げられた。2020年以来の大幅なマイナス寄与度となった。1-3月のGDPは0.5%減。
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この他、5月の米耐久財受注統計では、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注(速報値)が前月比1.7%増。1月以来の大幅増となった。コア資本財の出荷は0.5%増。
全体の耐久財受注は16.4%急増し、2014年以来の大幅な伸びを記録した。民間航空機受注の大幅増加を反映した。ボーイングによると、5月の受注は303機と前月から大幅に増えた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
US Merchandise-Trade Deficit Unexpectedly Widens on Export Drop(抜粋)
(第5段落以降を追加し、更新します)





