債券トレーダーは、29日の米金融当局の政策金利決定を前に、米国債への強気な見方を強めている。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が3月の利下げを示唆する可能性への期待が背景にある。
米金融当局が3月に利下げする可能性について、スワップ市場は30%程度と織り込んでいる。一方、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合については、金利を据え置くとの見方が支配的だ。
インフレが根強い中、パウエル議長の記者会見や、3月の次回会合を見通す上での手がかりに市場の注目は移っている。
トレーダーのパウエル議長の発言に対する注目は大きい。
今週に入りハイテク株中心に株価が急落する中で、追加緩和への期待が高まった。リスク回避の動きから、米2年国債利回りは1カ月強ぶりの水準に低下。米国債買いの動きが広がった。
JPモルガン・チェースが28日に公表した顧客への調査によると、米国債のネットロングポジションは、およそ15年ぶりの高水準まで積み上がった。
JPM Treasury Client Positioning Survey
Client net long positions rise to the most since October 2010
Source: Bloomberg, JPMorgan
Note: Survey covers week up to Jan. 27
昨年12月のインフレ指標が落ち着いていたことや、ウォラーFRB理事が年前半に追加利下げが実施される可能性があるとの
見解を今月示したことから、3月利下げリスクをヘッジするのは理にかなう。
ただトランプ大統領の関税政策やその経済への影響を巡る疑問は大きいままだ。
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原題:
Bets on Bigger Treasuries Rally Are Booming Before Fed Decision(抜粋)






