おすすめ記事

米関税やドル高見据え戦略練る-アジア投資のグローバルファンド

記事を要約すると以下のとおり。

[MARKOVE row="3" delimiter="。" pre="" end = "
"]

グローバルファンドは、不確実な米国の貿易政策やドル高の可能性を見据え、2025年にアジアへの投資を進める戦略を探っている。
  投資家は、一部の半導体メーカーや銀行の株式、それに安定したリターンが期待できるドル建て債に着目している。金は安全資産としての地位を維持するとみられる。

Asian FX Is Set for Another Year of Losses vs. Dollar
The Bloomberg Asia Dollar Index is down 3% in 2024

Source: Bloomberg

Note: Data as of Dec. 12, 2024

  アジア域内を見ると、国内経済が堅調なインドネシアが、投資家戦略において際立っている。また、共産党指導部が
景気刺激策の強化に動いた中国にも関心が集まる。

  インドは着実な経済成長と良好な人口動態により、引き続き注目の的だ。
     それでも、アジアはトランプ次期米大統領の関税強化を柱とする通商政策の影響を最も受けやすい地域であるため、リスクに直面。追加緩和余地が限られている中央銀行も多く、為替相場の変動や企業の減益、成長鈍化が投資環境を難しくしている。
  ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、キャロル・ライ氏は、世界的に見ると、主要中銀が緩和策を今年講じたことで、経済回復の基盤が整ったと指摘。
  その上で「トランプ氏によって米国の政策が不透明になることが予想され、資産クラス全体でボラティリティティーが高まる」との見方を示した。
  ライ氏は日本銀行と他のG10通貨中銀との金融政策の相違を理由に、25年には円が有利になるとみている。

  円以外のアジア通貨は対ドルでの弱含みが続き、グローバル投資家のリターンをさらに圧迫しそうだ。24年だけでも、ドル高によりアジア現地通貨建て債のリターンが約3ポイント縮小した。
中国オプション
  中国指導部は12日に終了した「
中央経済工作会議」などで景気対策を強化する方針を相次ぎ表明している。
  フィデリティ・インターナショナルのマネーマネジャー、ジョージ・エフスタソプロス氏は、「関税リスクの影響を受けにくく、その代わりに国内の政策支援に敏感に反応する」中国本土株を購入することで、投資家は中国経済の持ち直しに加わることができると述べた。
  UBSグループのストラテジストによれば、消費関連銘柄や不動産株が景気刺激策の最も直接的な恩恵を受ける可能性がある一方で、低いバリュエーション(株価評価)と高配当を特徴とする銀行株は、マクロ的な不確実性の中で「避難場所」を提供し得るという。

 
     モルガン・スタンレーは通貨リスクを最小限に抑えるため、スワップを通じた中国債投資を提案している。
インドの成長
  中国が成長鈍化に苦しむ一方で、インドは新たな製造拠点の有力候補だ。国内主導型の経済であるため、世界的なリスクの影響を受けにくく、最近の減速は一時的なものとみられている。
  イーストスプリング・インベストメンツのビス・ナイヤル最高投資責任者(CIO)は「継続中の改革や都市化の進展、サプライチェーンのシフトは、長期的にインドの経済成長と収益成長を支えると期待されている」と説明。同CIO氏は、金融・通信・ヘルスケアセクターの大型株を小型株よりも選好している。

 
   ただ、企業利益の伸び著しく鈍化しているにもかかわらず、インドの株価が依然として高いことに警戒感を示す投資家もいる。代表的なインド株指数は9年連続での上昇に向かっている。
ジャンク債
  プリンシパル・ファイナンシャル・グループとアムンディ、UBSアセット・マネジメントの債券ファンドマネージャーは、いずれもジャンク(投機的格付け)級のドル建て債を支持している。

  このカテゴリーに属する債券を発行している新興国は、地政学や貿易戦争の影響を受けないとみられている。
  UBSアセットの新興国市場・アジア太平洋地域債責任者シャマイラ・カーン氏はスリランカとパキスタンについて、「われわれは現在、関税に関するニュースに直接影響を受けない債券に投資している」と語った。

 
   アジアの投資適格級ドル建て債のスプレッドは異例なほどタイトで、デフォルト(債務不履行)リスクも低いと見られている一方で、高利回り債は米国債に対する大幅なプレミアムを提供している。
東南アジア
  製造拠点の中国離れは東南アジア各国に恩恵をもたらしている。中でもインドネシアは国内経済が堅調で、商品セクターも好調、中央銀行が通貨安定に重点を置いていることから、強い注目を浴びている。
  アムンディとアリアンツ・グローバル・インベスターズ、フィデリティは、インドネシア国債、特にドル建て債を重視。
  JPモルガン・アセットの日本を除くアジア株式ポートフォリオマネジャー、ジュリー・ホー氏も、インドネシアの銀行を妥当なバリュエーションを理由に評価している。
  ベトナムに関し、ティー・ロウ・プライスのマルチアセットソリューション戦略ストラテジスト兼ポートフォリオマネジャーのウェンティン・シェン氏は「将来の輸出大国としての地位を確固たるものにする」だろうと述べた。FTSE新興国市場指数に来年組み入れられるとの期待が短期的な見通しを強め得るとしている。
原題:
Strong Dollar, Trump Risks Shape Asia Investors’ Top 2025 Bets (抜粋)

[/MARKOVE]

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米関税やドル高見据え戦略練る-アジア投資のグローバルファンド

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事