超長期債の売り圧力に一服感-財務省の減額対応に中東情勢緊迫が加勢
記事を要約すると以下のとおり。
日本の超長期国債利回りの上昇圧力は一服する公算が大きい。 みずほ証券の大森翔央輝チーフ・デスク・ストラテジストは「思ったよりも早く超長期債の発行減額を公表した」と指摘。国内のインフレ率は数年ぶりの高水準にあり、夏の参院選を控えた財政支出の拡大観測や、世界的な財政赤字への懸念も根強い。関連記事:日本国債の乱、歴史的ボラティリティーにおびえる債券投資家 野村証券の岩下真理エグゼクティブ金利ストラテジストは、20年債の減額幅が上振れたことは「債券相場にポジティブ」と評価。 また、中東情勢の影響については「債券市場の初期反応はリスクオフで金利低下」としつつも、その後はイランの報復攻撃の有無と原油動向が鍵を握るとの見方を示した。市場で関心を集めていた買い入れ消却について、財務省の担当者は今後の検討の可能性を否定するわけではないと説明。関連記事超長期債減額は計3.2兆円、事前報道から上振れ-25年度発行計画米軍はおとり作戦で核施設攻撃と説明、イラン「全ての選択肢を留保」中東情勢緊迫化で原油価格に急騰の気配-米国がイラン核施設を攻撃求む国債発行減額、財務省へ圧力強める債券市場-規模と実施時期焦点 。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 超長期債の売り圧力に一服感-財務省の減額対応に中東情勢緊迫が加勢