香港の証券取引所と金融規制当局の職員少なくとも2人が関与し、証券会社やソーシャルメディアのインフルエンサーらを巻き込んだインサイダー取引疑惑について、香港当局が調査を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
香港取引所と証券先物委員会(SFC)の職員が、過去数年にわたり複数の上場企業に関する発表内容をトレーダーや関係者に事前に漏らしていた可能性がある。詳細について話す権限がないとして関係者が匿名を条件に語った。
この調査は数カ月前から続いている。こうした案件では結論が出るまでに数年を要することもあり、起訴に至るとは限らない。
情報が漏れたとされる発表事案には、ここ数年相次いだ企業の非公開化に関するものも含まれていると関係者は説明。ただし、こうした企業が必ずしも調査対象であるとは限らないという。
香港では、説明のつかない株価の急騰が長年懸念されており、これまでにもインサイダー取引や相場操縦が問題となってきた。
ロンドンのベイズ・ビジネス・スクールが2024年に発表した調査では、23年に香港市場で成立した取引案件のうち約10.26%が事前に情報漏えいしていたとされ、韓国、米国に次いで世界で3番目に悪い水準だった。
SFCの報道担当者は「仮に調査中であったとしても、コメントはしない」と述べた。香港取引所もコメントを控えた。
原題:
Hong Kong Probes Alleged Insider Trading by Staff at HKEX, SFC (抜粋)
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