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香港の新世界発展、資金調達交渉難航-支配権巡り外部投資家と溝

記事を要約すると以下のとおり。

香港財閥系の不動産開発大手、 新世界発展の資金調達交渉が難航している。
非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によれば、ここ数カ月でブラックストーンが支配権も絡む投資案を示しているほか、シンガポールのキャピタランド・グループも出資の可能性を巡り協議に入っている。
新世界発展は今年に入り、110億米ドル(約1兆7000億円)相当の融資借り換えを完了したものの、債務削減や事業継続のために資金がなお必要だ。
一族内の利害  プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社、開源資本のマネジングディレクター、ブロック・シルバーズ氏は「鄭一族からの資本注入がなければ、新たな資金計画を立て、社債保有者からの支持を得たとしても、市場の期待には応えられない可能性がある」と話す。
鄭家純氏(2014年)Photographer:BrentLewin/Bloomberg  事情に詳しい複数の関係者によると、家長の鄭家純氏は一族内で利害を調整する必要があり、救済策に関しても意見が分かれている。
 ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、鄭一族の資産は約317億米ドルで、アジア有数の富豪となっている。
 キャピタランド傘下の資産運用部門で上場企業のキャピタランド・インベストメントの広報担当者は、市場のうわさや臆測にはコメントしないと回答。
記録的な借り換えでも、資金繰り悪化に歯止めをかけるには十分でなかったことを示唆している。
 モーニングスターのアナリスト、ジェフ・チャン氏は「最終的な形がどうであれ、新世界発展には債務削減とレバレッジ圧縮のため、さらなる資本注入が必要だ」と指摘。
原題:NewWorld’sTalksWithForeignInvestorsStallOverConcessions(抜粋)—取材協力YulingYangandLowDeWei。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 香港の新世界発展、資金調達交渉難航-支配権巡り外部投資家と溝

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