香港の新世界発展、資金調達交渉難航-支配権巡り外部投資家と溝
記事を要約すると以下のとおり。
香港財閥系の不動産開発大手、
新世界発展の資金調達交渉が難航している。非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によれば、ここ数カ月でブラックストーンが支配権も絡む投資案を示しているほか、シンガポールのキャピタランド・グループも出資の可能性を巡り協議に入っている。新世界発展は今年に入り、110億米ドルに上る。一族内の利害 プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社、開源資本のマネジングディレクター、ブロック・シルバーズ氏は「鄭一族からの資本注入がなければ、新たな資金計画を立て、社債保有者からの支持を得たとしても、市場の期待には応えられない可能性がある」と話す。 ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、鄭一族の資産は約317億米ドルで、アジア有数の富豪となっている。 キャピタランド傘下の資産運用部門で上場企業のキャピタランド・インベストメントの広報担当者は、市場のうわさや臆測にはコメントしないと回答。記録的な借り換えでも、資金繰り悪化に歯止めをかけるには十分でなかったことを示唆している。 モーニングスターのアナリスト、ジェフ・チャン氏は「銀行は借り換えローンに担保と金利の要件を加えつつ、新世界発展へのエクスポージャー拡大を手控えるだろう」と語る。原題:NewWorld’sTalksWithForeignInvestorsStallOverConcessions(抜粋)—取材協力YulingYangandLowDeWei。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 香港の新世界発展、資金調達交渉難航-支配権巡り外部投資家と溝





