日用品・工業品メーカー大手の米
3Mは、通期の業績予想を据え置いた。一方、貿易戦争により新たに生じるリスクを認識し、激動する事業環境に対応するための戦略を明らかにした。
同社は22日、1-3月(第1四半期)決算の発表資料で、関税により通期利益に1株当たり最大40セントのマイナスの影響が及ぶと予想。ただそれでも、2025年の調整後利益予想については1株当たり7.60-7.90ドルで据え置いた。
ウィリアム・ブラウン最高経営責任者(CEO)は決算発表の電話会見で、関税の影響を和らげるための対策を検討していると表明。そうした対策には、他国への生産移転、ネットワークの最適化、一部顧客への追加料金導入の可能性などがあると説明した。
3Mは数千もの消費財・工業製品を取り扱い、経済の広範な分野に事業を展開していることから、景気の先行指標と見なされている。アナリストとの会見で同社幹部は、売上高の10%を中国が占めていると説明。中国での同社事業は昨年、2桁の成長を遂げた。だが貿易面での米中の対立激化により、そうした状況にリスクが生じている。
1-3月の売上高は1%減の60億ドル(約8470億円)で、継続事業ベースの調整後利益は1株当たり1.88ドル。共にアナリスト予想を上回った。調整後営業利益率は23.5%で、こちらも市場予想を超えた。
原題:
3M Maintains Outlook, Offers ‘Surgical’ Solutions to Tariffs(抜粋)






